斜角門形カルバートの準拠指針は?
斜角門形カルバートを設計する上で、以下の指針に準拠しています。
・道路土工「カルバート工指針」(平成21年度版){日本道路協会}
・道路土工「擁壁工指針」{日本道路協会}
・道路土工「道路土工要網」{日本道路協会}
・コンクリート標準示方書(設計編){土木学会}
斜角門形カルバートを設計する上で、以下の指針に準拠しています。
・道路土工「カルバート工指針」(平成21年度版){日本道路協会}
・道路土工「擁壁工指針」{日本道路協会}
・道路土工「道路土工要網」{日本道路協会}
・コンクリート標準示方書(設計編){土木学会}
斜角門形カルバートは、かぶせるだけなので、通常の施工現場であれば、20分/1個のペース(実績による)での敷設が可能であり、カルバート工法としては、異例の施工スピードです。 工期の大幅な短縮を図ることにより、CO2排出の削減に繋がり、地球規模の環境配慮にも貢献できます。
独自の斜角製品製造技術により、水路や河川と交差する道路との交差角を90度から60度(※)まで自由に設定出来ます。また、道路設計時には用地を有効活用でき、道路線形計画時には、線形の自由度が広がります。
※道路土工「カルバート工指針」より。
既設水路を撤去することなく通水したまま工事が可能で、水換えや支保工も不要となり、今まで困難であった農繁期の工事も水を止めることなく可能となりました。
また、既存水生生物や環境を壊すこともなく、自然に優しいエコロジーな製品といえます。
斜角門形カルバートの標準設置パターンは、下図の3パターンがあります。
1.直角横断の場合
主に橋梁の架け替えや新設に用いられます。
2.斜角横断の場合
主に橋梁の架け替えや新設に用いられます。
3.道路拡幅の場合
既設道路の道路拡幅や歩道拡幅に用いられます。
古い橋梁の前後の道路改良で、橋梁部分だけ幅員が不足する場合などに有効です。
◆コンクリート
設計基準強度(製品):σck=50N/mm2(40N/mm2)
設計基準強度(基礎):σck=24N/mm2(現場打ちコンクリート:有筋)
単位体積重量 :γc =24.5kN/m3
◆活荷重等
T荷重(T-25、T-14)
群集荷重(歩道の場合)
◆土質等
土の単位体積重量 :γs =19.0kN/m3
静止土圧係数 :Ko =0.5
水平震度 :Kh =0.20(二種地盤の場合)
地震時の土圧 :修正物部・岡部公式
アスファルトの単位体積重量:γa =22.5kN/m3
◆構造検討(斜角門形カルバート本体)
許容応力度法により応力度を求め、部材厚寸法、配筋を決定する。
側壁下端はヒンジ構造(pin-pin)として検討する。
◆安定検討(基礎コンクリート下面)
転倒(常時) :合力の作用位置 B/6以内
(地震時):合力の作用位置 B/3以内
滑動(常時) :Fs > 1.5
(地震時):Fs > 1.2
地盤反力 :土質調査により求めた許容支持地盤反力以下(通常地盤で200kN/m2)
◆地震時の検討
斜角門形カルバートは、地震時の検討が必要です。「カルバート工指針」により、L1の検討を
行っていれば、L2の検討を省略してよいことになっています。
◆許容応力度の割増係数
常時 :α = 1.00
温度変化時 :α = 1.15
地震時 :α = 1.50
◆準拠図書
道路土工 カルバート工指針(H21年度版)
コンクリート標準示方書
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